Azure DevOps 2021/4/13の更新

Azure DevOps Sprint 185リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらから読んでください。

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とはいっても最近機械翻訳も出てきたので、一緒に貼り付けておきますね。

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このスプリントのリリースノートはまだ機械翻訳ではないですが、そのうち出てくるのかな。今はまだSprint 184までが機械翻訳になっているようです。ドキュメントも機械翻訳になっているので、今まで英語だからとあきらめていた人も読んでみてください。Bingの翻訳以前よりはだいぶ良くなっています。

今回はDelivery Plans 2.0のトラッキングで長いワークアイテムの名前が省略されなくなったのはいいですね。例えば命名規則でプレフィックスを付けていたような人には助かるんじゃないかなと思います。

通常は組み込みテンプレート使うと思いますが、開発プロセスで独自のワークアイテムの種類を作ることはあると思います。そういう時バーンダウンウィジェットでは集計できなくて困っていたのが解消されるのはいいですね。

今回短いなぁ…あっという間に翻訳できてしまいました。ではまた三週間後。

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Azure DevOps 2021/3/23の更新

Azure DevOps Sprint 184のリリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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最大の問題というか変更としては、無条件にAzure Pipelinesの無償枠が与えられなくなったということです。今まではorganizationを作ると自動的に1800分の無償枠とパブリックプロジェクトには10並列の無制限実行時間が与えられていたのですが、ビットコインの高騰を受けて、マイニングのターゲットとして狙われることになってしまいました。

GitHubも事情は同じなのですが、あちらはアカウント単位で設定できるのでBANすればいいだけですが、Azure Pipelinesの場合、MSアカウント作ってしまえば自在にorganization作れて、organization単位で無償の実行時間が与えられるのでより狙われやすいということだったのでしょう。Twitterでもしばしばビルドキューに入るまで長い時間かかっているという話を見かけましたが、ほぼこの不正マイニングが原因だそうです。

パイプラインの保持ポリシーがちょっと変わります。クラッシックビルド(YAMLではない方)を使っている人は注意してください。一度動き出すとなかなか変えないので、この警告見る事も少ないかと思います。

パイプラインの環境変数上書きは便利でもあるのですが、悪意がある人とか意図せず上書きしてしまって挙動がおかしくなることがあったので、タスクがわで上書きできないようにしたそうです。sshなどの機密情報が入るような組み込みタスクも既に更新されているそうなので、可能な限り新しいバージョンへの変更をお勧めします。

Gitではforkすることが多いですが、forkされたレポジトリで機密情報を扱わせるのは、開発プロジェクトではともかく、組織内ではなかなか難しいところです。しかし、インナーソース(組織内でオープンにソース公開して改良を続ける)が進まないという事もあるので、明示的に認めた場合は使えるようにするという設定ができるようになりました。

Azure使う人しか関係ないですが、Azure関係のモジュールが最新版だけ組み込みになります。これは個人的にはありがたいです。あれ、割とディスク食う割には必要なケースがなかったので。セルフホスト版にはもちろん影響しませんが、自分で作るセルフホストイメージでは最新版だけにしています。

最後はAzure Reposでレポジトリ削除権限を持っている人に限られますが、レポジトリの一時無効化ができるようになりました。書かれているように、リリースしてはならない非互換のライセンスを持つオープンソースライブラリが混入していたり、知財で公開不可能なものを組み込んでいたりした場合ですね。非常に有用だと思います。

Pipelinesの変更は残念ですが、うまく検出できるモデルができたら元に戻すそうなので、期待して待ちましょう。ではまた三週間後。

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Azure DevOps 2021/3/3の更新

Azure DevOps Sprint 183のリリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらから読んでください。

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Twitterでも書きましたが、マイニングに不正利用されてその管理にマンパワーが取られすぎてしまったためにオープンソース向けAzure Pipelinesの無料並列ビルドの提供をやめることにしたそうです。一律中止ではなく、使っている人はメールを送れば引き続き使えるようになるそうです。GitHub Actions側にはこの制限はないということなので、監視は基本的にActionsに注力することにしたのでしょうか。

あと、PATの管理を行うためのAPIがプライベートプレビューで提供されるそうです。PATをPATを動的に生成したいみたいなシナリオがある方は連絡してみてください。

以前も書いた通り、プロジェクトに入っている人以外のメンバーの検索、タグ付けができなくなるそうです。これは非常に嬉しい改善ですね。今までこれをやるためにはorganizationを分割するしかなかったので、例えば組織内で一つのAzure DevOpsに集中させることが難しかったのです。こちらでも書いています。

kkamegawa.hatenablog.jp

これで特にインナーソースで使う場合、管理者すくなりますね。

ではまた三週間後。

 

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Azure DevOps 2021/2/4の更新

Azure DevOps Sprint 182リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからみてください。

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.NET Core 3.0がEOLになって半年経ったので、Hosted Agentから消えるそうです。Windowsにはもともと入っていなかったので、Linux/macOSのみが対象だそうです。組み込みされなくなっただけなので、.NET Core Install Taskを使えば継続して使えます。ちょっとだけ時間がかかるようになりますね。

今までorganization単位でユーザーの検索ができていた仕様が改善されて、Projectスコープになります。この仕様で困ることがあるといえば、別プロジェクトへforkした場合、お互いのプロジェクトにユーザーを登録しないといけなくなりますが、forkはお互い干渉しないというものになるので、まぁいいのかな。

あとはDelivery Plansの上限が15になったり、Chart Widgetのgroup byがGAになったりということですね。今週も小幅で翻訳楽でした。

ではまた三週間後。

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Azure DevOps 2021/1/14の更新

2021年初のAzure DevOps Sprint 181リリースノートの翻訳を行いました。リリースノートのオリジナルはこちらからご覧ください。

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今回はDelivery Plans 2.0プレビューの機能強化と、Azure Pipelinesのエージェント新機能ですね。Delivery Plansは確か去年正式版になるとか言っていたような…もう少しかかるんですかね。

Azure Pipelinesの新機能、今までCI時に手動介入するにはAgentlessジョブのManual Intervention taskを使っていました。Manual Intervention taskはClassic Pipeline用です。今回のManual VaridationタスクはYAML Pipeline用です。これでまたClassicとの機能差が一つなくなった感じですね。

usesはいままでスクリプトでgit cloneしていた時やmatrixビルドしていた時に起きていた問題を解決するためのものだそうです。Microsoft Hostedエージェントを使っているだけならmatrixビルドであっても多分問題は起きなかったのかもしれませんが、困っていた人は使ってみてください。

ではまた三週間後。

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Azure DevOps 2020/12/03の更新

Azure DevOps Sprint 179リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらから読んでください。

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Reposのこまごまとした改善が多いですね。PRの比較対象ブランチがかわることとか、親へのリンクが付いたこととか、モバイルビュー(やる気があったんだ…)の改善とか、長いファイル名やフォルダー名が見やすくなったとかいいですね。

大半の人は使ってないかもしれませんが、ServiceNowとの連携改善もうれしいケースは少ないながらもあると思います。Pipelinesの履歴もエージェント数の購入の参考になりそうです。

たぶん次はスキップして、6週間後になるのかなと思います。

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Azure DevOps 2020/11/12の更新

Azure DevOps Sprint 178リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらから読んでください。

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今回の目玉は拡張機能ではなく、コア機能の一部として取り込まれたDelivery Plans 2.0プレビューです。この拡張機能は本当にどのorganizationにも入れてほしくておすすめしているのですが、なかなか知られていませんでした。

コア機能になったことでもっと知られるようになると思います。2020年末までには2.0正式版として公開するそうですが、感謝祭が終わって、クリスマス休暇に入る前(大体12月中旬から仕事しなくなる)に終わらせられるんでしょうかね…アドベントカレンダーのいいネタになりそうですが。

qiita.com

地味に嬉しい強化として、Work Itemの一覧からRemovedステータスのものが消えてくれるようになるそうです。これ前から邪魔だったんですよね。ようやくと言う感じですがやらないよりはいいですね。

Classic エディターのView YAMLがExport YAMLに変わるそうです。今までは微妙に使えない(多少直さないといけなかった)やつだったのですが、完全にYAMLエディターで書くものと同じになるそうで、少なくともビルドに関しては移行しやすくなったんじゃないかなと思います。Release側も作らないといけないですね。

Test Plansの新しいページが一般提供開始です。今まではプレビューであることを示す*付きとふたつあったはずですが、なくなります。

ではまた三週間後。多分年内最後の更新になりそうな気がします。

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