Azure DevOps 2023/3/8の更新

Azure DevOps Sprint 218リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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今回は3週間スプリントですが、小幅ですかね。セキュリティ回りの投資は続いているようです。パイプラインではいまだにnode 6に依存しているタスクがあった場合の回避方法、同じく拡張機能をnode.jsで作った場合の検証といったあたりが強化されています。

Service Hookにジョブの状態変化と、どのGitレポジトリを参照しているのかということが入ったのもうれしいですが、GitのUriだけじゃなくてここまで入るならブランチも入れてほしい気がします。

ダッシュボードの上限はプロジェクト当たり500となっていますが、ホイホイ作っていたらきてしまうかもしれないし、寿命が来たものは捨てていきましょう、ということで最終アクセス情報が提供されるようになりました。管理者はこの辺定期的にとってこれたらいいですね。

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ではまた三週間後。

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Azure DevOps 2023/2/17の更新

前回、「次回は三週間後でしょうか」とか書いたからか、また二週間で公開されました…スプリントが短くなったんでしょうか?嬉しいですが、翻訳が😂。オリジナルはこちらからご覧ください。他の内容をブログで書こうと用意していたのですが、急遽変更です。

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ちょっとリリースノートの形式が変わりましたね。以前からあるCumulative Flow Diagram、Velocity、およびSprint Burndownチャートを置き換えるInteractiveレポートとやらができるそうです。あれ…以前強い反対があったのは…ウィジェットか。

ステージを状態によって検索できるようになったのはいいですが、こんな長いステージ作るのはMicrosoftさんだけではなかろうか😉(定例)。

v3エージェントへの移行がいよいよ開始されます。多分使うだけなら問題ないはず。ローカルで管理しているエージェントも置き換えできないような環境では自力で頑張れ。

10までのレポジトリを一つのウィジェットで見えるようにする新ウィジェットがプライベートプレビューで始まりました。これはいいものですね。大きな規模では本当に助かります。いつものようにorganization名を添えて、「よろしくお願いします」と英語で送ればいいようです。

ではまた二週間(?)後。

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Azure DevOps 2023/2/7の更新

Azure DevOps Sprint 216リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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 さすがにもういないような気がしますが、Red Hat Enterprise Linux 6を使っている場合、エージェントの更新が行われなくなります。エージェント2.xで使っている.NET Core 3.1がEOLになったためですね。明示的に使っていることを警告するための設定が必要になるので、注意してください。

作業項目の項目そのものは編集できないけど、discussionに追記だけできる権限というのはいいですね。例えばstakeholderライセンスの人は自動的にEdit work item comments in this node権限を割り当てるとかレポジトリのコミット権限がない人に自動的に割り当てるとか良さそうですね。

記事中では数十のステージ使っている場合見づらいからサイドパネル追加したとかありますが、そんなたくさんのステージあるのはMicrosoftの中だけなのでは😅と思ってしまいますが、まぁ便利…かな?

Grant access permission to all pipelinesが無効になっている場合、この権限を確認してください。個人レベルで使っている場合多分organization administratorを持っているので問題にならないと思いますが、組織で使う場合事故が起きにくくなりそうでいいですね。

ダッシュボードのコピー機能がデフォルト有効になるそうです。今まではfeature flagで明示的に有効にしないといけませんでしたが、これが消えるそうですね。feature flagはうまく使っていたら便利なものの、「いつ消す」という問題は常にあるので、リファクタリング同様定期的にやるのは大変です。

今回小規模だったからか、二週間でリリースされましたが、次は三週間後でしょうか?

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Azure DevOps 2023/1/25の更新

Azure DevOps Sprint 215リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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本文はDeepLで下翻訳して、微調整しているのですが、各パラグラフのタイトルはDeepLではなく、自分で考えています。GitHub Copilot有効なVS Codeで日本語考えて少しずつ入れていると、上の英文見てそこそこの翻訳をサジェストしてくれるんですよ。技術翻訳とかではかなり助かるというか、焦ります😅。

今回はBoardsでプロセスをカスタムした場合、オーナーがpicklistをロックできるようになりました。これで他人による意図しないカスタムを防ぐことができるようになります。Swimlaneの色分けもいいですね。例えば重大問題であればちょっと薄い赤色とか設定して、一番上にもっていくとか便利です。

PATの権限管理をさらに細かくし始めています。次のスプリントでも変更があるので、現行のざっくりPATでやっている場合、意図せず動かなくなることがありますので、要注意。たぶん大体は大丈夫だと思いますけど。

承認プロセスは企業ではよくつかわれるシナリオです。大体時間、人による承認が多いと思いますが、REST APIでデプロイ先の状態がどうか確認してOKならリリースするというケースもあります。そんな時、今までは定義済みの変数か、変数グループのみ使用可能でしたが、YAMLテンプレートでの実行時に設定した値を渡すことができるようになりました。

リリースノートではリトライ数を変数に保存して渡しています。ほかにも例えばDurable Functionのモニタリングでデプロイ後の状態を一定期間繰り返しチェックする、といったケースで有用かなと思います。

推測可能な短い値はそもそもシークレットマスクしない、というのも地味だけど便利ですね。

パイプラインエージェントが.NET 6ベースのv3に移行します。それに伴い動かなくなるOSがちらほら出てきます(CentOS/RHEL 6やmacOS 10.14など)。大規模な環境では気づかないエージェントもあるかもしれないので、添付スクリプトを実行して確認しましょう。

Wikiのサブページをテーブルにしてくれる[[_TOSP_]]がサポートされたのはうれしいです。使ってみてください。

ではまた三週間後。

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Azure DevOps 2023/1/12の更新

2023年最初のAzure DevOps Sprint 214リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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今回ようやくというか、YAMLテンプレートがAzure Pipelinesのエディタでサポートされることになりました。待ち望んでましたよ。YAMLのテンプレートいいのですが、内容を横で見ながらじゃないと編集するの大変だったのでありがたいです。

拡張機能の権限がこっそり変わってしまうことはブラウザーの拡張機能やモバイルアプリでしばしば起きている問題だと思います。継続的にいつでも確認できるのはいいですね。欲を言えば権限が変わるときに管理者への通知が欲しいところですが、Service hookとか、監査の通知でできるようにならないかな。

Delivery Plansのカードの拡張に引っ張られてTarget Dateも追尾するとかは面白いですね。使っている人はより便利になりそうです。

Build.DefinitionFolderPathはAzure Pipelineが配置されているフォルダー(Gitなどのソース管理ではなく、Azure Pipelinesの定義を格納しているフォルダー構成)の場所が取れるようになるそうです。たぶんPipelineを使ったり定義したりする人にはほとんど恩恵がなくて、拡張機能を開発する人にうれしいのでしょう。

ではまた三週間後。

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Azure DevOps 2022/12/8の更新

今年最後となるであろうAzure DevOps Sprint 213リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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例年通りであれば来年先頭のスプリントはスキップされるかもしれません。今年も16回のリリースノートの翻訳になりましたね。来年もぼちぼちやっていこうと思います。

BoardsのコメントのURLがとれるようになったのは助かりますね。特定のコメントをほかに共有しやすくなります。

Pipelinesはほぼセキュリティ強化ですね。Container Registry接続時にMSIが使えるようになるのは本当に助かります。MSIの活用はほかの機能でも予定されているので、楽しみです。

とうとうClassic Pipeline(GUIで設定するパイプライン)廃止の準備なのか、OrganiztionもしくはプロジェクトレベルでClassicパイプラインの新規構築を不可にできるようになりました。すでにあるパイプラインの実行や編集は問題ありません。REST APIも失敗するようになるので注意してください。当面オプトインしなければならないので、問題ありません。新規作成Organiztionもデフォルトは無効です。

Pipelineのジョブの状態変化でService Hook設定できるのも便利ですね。利用方法がいろいろ考えられます。

Generalへの更新を行う場合、PATのスコープ設定に変更があるので注意してください。

今までパイプラインエージェントを使うには「全部」か「特定のパイプライン」しかなく、一度与えると取り消す方法がなかったのですが、改善されたようです。

GitHubのforkレポジトリのPull Request時に変更されているとマージ時に困るので、アクセストークンを読み取り専用にしたそうです。注意してください。

macOSとUbuntuのlastestバージョンが変更されました。-latestを指定してビルドしている場合、入っているツールセットによっては失敗することになる(特にXcode)ので、注意しましょう。おそらくGitHub Actionsも同じでしょう。

ではまた来年。

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Azure DevOps 2022/11/2の更新

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今年もAzure DevOpsアドベントカレンダーを立てました。お気軽にご参加ください

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本題

Azure DevOps Sprint 212リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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今回は久しぶりにがっつりしたというか、ちゃんとしたというか、使い出のある機能強化が多いですね。

そうそう、WorkItemのリンク種別変更大変だったんですよ!細かいところが改善されていくのはいいことです。一時的なWIQLクエリ作って投げる拡張機能があったんですね、それが問題になるからということで専用のエンドポイント作ったと。

私はゴミ箱に入ったタスクの一括削除しないですが(ほとんど放置)削除したい人向けの一括削除APIがプライベートプレビューで開始されるそうです。興味ある人は書かれているメール(いつものdanさん)でリクエストをどうぞ。organization名は必要です。

PipelinesのTemplateでブランチを動的に参照できる機能!これはうれしい。コンテナリソースもですが、別レポジトリにテンプレートやパイプライン本体を置いている場合、ブランチ単位で分けるのは大変だったのですが、templateの式で動的に変わるのであれば助かります。

ただし、事前に決まっている値でなくてはならず、UIから指定するパラメータは参照してくれないのでそこは注意点ですね。

あ、確かに承認(approvals)で誰が渡河、別の人をアサインしたとか記録残ってなかったんですよね。これは困っていた点なので、記録されるようになったのはいいことです。

タスクのライブラリでMicrosoft-hostedなのか、self-hostedなのか判断する機能が追加されたのもうれしいですね。独自のライブラリを使っていて、self-hostであった場合に例えばオンプレミスのネットワークへアクセスするとかできるようになります。エージェントが2.212.0以降でないとつかえないようなので、使うときはエージェントのバージョンアップも忘れずに。

年末に向けてちょっと機能強化が増えてうれしいです。ではまた三週間後。

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