Azure DevOps 2023/10/4の更新

Azure DevOps Sprint 228リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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GitHub Advanced Security for Azure DevOps(GHAzDo)のタスクの仕様が変わっているので、今使っている人は気を付けましょう。自分のやつも変更しておかなくては。

CodeQLでのSwiftサポートが開始されたのはGitHub側でもそうなので、こちらだけの特別事情ではないですね。

 

Azure DevOpsはずっとPATに依存していましたが、ここ最近脱PATの機能強化が続いています。Workload Identity, Service Principal(といってもこちらもsecretを最長2年で交換), Managed IdentityとAzure標準の機能を使っています。PATは手軽ですが、運用が手軽ではないので、可能な限りこれらの標準プラットフォームへ移行しましょう。OAuthの委任アプリがユーザー権限じゃなくなるのもいいですね。

Task Automation Ruleも何気に困っていたのでうれしいです。私が使っている環境は小規模なので、パブリックプレビューになったら使ってみようかなと思っています。

Azure Pipelinesでのユーザー割り当ては10GBでこれがなかなかやっかいでした。self-hostedにしてログインしてちまちま調べるとか、Azureのmonitorみるとかしかなかったのですが、hostedでできるといいですね。

Alpineサポートしたエージェントが出ると思わなかった。Dockerコンテナーで使っている人多いのでしょうか?

ではまた三週間後。

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Azure DevOps 2023/9/14の更新

Azure DevOps Sprint 227のリリースノートを翻訳しました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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今回の目玉は何といってもWorkload Identity federation(OIDC)です。GitHubですでに使えていたものと同じ。これでサービスプリンシパルの最長二年という制限から解放されます。注意点が一つあって、Microsoftが提供するビルド/リリースタスクはすべてWorkload Identityに対応しているそうですが、marketplaceからインストールした他者提供のものに関してはその限りではありません。エラーが出たらService ConnectionをService Principalに戻してください。自分の環境でもロールバックやったことありますが、2-3分程度です。

Azure Boardsのareaとiteration pathにハードリミットが設定されたそうです(10000)。多分これ以上やるような環境はもうちょっとプロジェクトから見直した方がいいですね。注意してください。

少し前のAzure Pipeline agentからService Principal接続の機能がちょいちょい入っていましたが、肝心の認証ができなくてうーんと思っていたのですが、やっとアナウンスされました。ユーザーローカルで使う場合はデバイスフローが便利で良さそうです(AADのみですが)。それら以外はService Principalなので、2年ごと…まぁPATでも1年ごとなんですが。やや便利になります。

GitHubレポジトリからforkしたものをビルドする場合の挙動が新規organizationと以前からのorganizationで変わります。そんなにないとは思いますが、注意してください。

Sprint 227では出ていないですが、GitHub Advanced Security for Azure DevOpsが一般提供開始されました。多分次のSprint 228に記載されるんじゃないかなと思います。organization単位、project単位で有効化できるようになります。Azure Subscriptionをbillingに関連付けないといけないはずで、簡単な見積もりも出てくるはずです。結構いいお値段するので適用は計画的に。

ではまた三週間後。

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Azure DevOps 2023/8/22の更新

Azure DevOps Sprint 226リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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GitHub Advanced Security for Azure DevOps(GHAzDo)の強化が続きます。今までリポジトリ単位でしか設定できなかったGHAzDo有効化がやっとorganization, Project単位で有効にできるようになりました。これできないと困りますからね。やっと使いやすく泣てきました。

課金対象ユーザーを数えるのは難しかったので、概算見積もりを出してくれるのも助かります。一人で$49変わりますが、あるとだいぶ助かりそうです。APIも公開されるらしいので早く使ってみたいですね。

GitHubのパブリックレポジトリからforkしたレポジトリに自動ビルドを有効にするのはちょっと難しいです。特にsecret情報を含むようなCIでは相手のセキュリティ情報を使ってしまいますということで、不意にパイプラインが動かないように制御できるようになったということのようです。これは一度ちゃんと読んでみた方がいいでしょう。

デプロイを制御するためのEnvironments便利ではあるのですが、大規模になると制御しづらいということでEnvironments-hubというロールを作ったそうです。これに入った人はすべてのパイプラインの権限も持つので運用は計画的に。

Azure ArtifactsでCargo Cratesをサポートしたそうです。WindowsにもRust製のコンポーネントが入ってきているようですし、そのあたりでサポートしたということなんでしょうかね。

ではまた三週間後

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Azure DevOps 2023/8/2の更新

Azure DevOps Sprint 225のリリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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今回は夏休み(?)だからか非常に小幅ですが、3年来プレビューを続けてきた、New Board HubがいよいよGAになります。これから数か月かけて展開していくそうで、プレビューを有効にしていなかった人はWelcomeスプラッシュスクリーンが出たら切り替わったということだそうです。

Reactで書き直されていて(以前はjQuery)、高機能かつ速度も落ちていないので、そんなに違和感なく使えるんじゃないかなと思います。

新しいものがあればふるいものがさっていくということで、長らくご愛顧いただいていたGUIのClassic Pipelineがいよいよ廃止に向かってカウントダウン。今回は事前アナウンスのみですが、新規organizationでは作れなくなるそうです。どうしてもという場合は一時的にトグルで有効化できますが、廃止に向けて準備しましょう。いつ廃止、とはまだ出ていないのですが、モダンライフサイクルに従うと、たぶん来年末までには終わるんじゃないかなと思います。

AzureのARMにサイズ制限があったとは気づいてなかった(4MBも自分では作らないので…)ですが、Azure Pipelinesでは2MBまでしか使えなかったそうです。それをARMの制限に合わせたそうです。Landing Zoneとか作ると確かにこのくらい生きそうなので、統一されるのはいいことです。

ではまた三週間後。

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Azure DevOps 2023/7/11の更新

Azure DevOps Sprint 224リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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Azure DevOps OAuthシークレット(主に拡張機能を作る人用)のシークレットのリサイクルが当面の間無期限になるそうです。これは確か更新できなかったのと、よりよい方法にするために当面チェックを外そうですね。とはいえ、今後はOAuthアプリ並行してくださいだそうです。

GitHub Advanced Secuityの依存関係アラートを抑止できるようになった…そうですが、これ最初からこうだったような🤔。手動で変更した後、もう一度かけないといけないみたいですね。あとでやってみよう。

kubernetesタスクがkubeloginをサポートしたので、Azure AD(今後はEntra ID)で構成された環境でも使えるようになるのはうれしいですね。

Azure VM Agentの拡張機能今までPATを使うしかなくて不便だったのですが、サービスプリンシパルが使えるようになったのはありがたい。大規模VMデプロイする人は使いましょう。

REST APIやFunctionsを使ったチェックはいいのですが、デバッグが大変でした。特に頻繁にデプロイするような環境ではトライ&エラーは大変。いままでエラーになったら削除して評価、また登録という面倒なことをしなければならなかったのが、一時的に無効にできるようになりました。これはいいですね。

仕様上の変更ではないですが、YAMLパイプラインでのcronトリガーの挙動についてまとめられています。使っている人(特に高頻度で呼び出す人)は要チェックですね。

ブランチ作成すると自動的にブランチポリシー編集権限がついていたそうです。これはセキュリティ上良くないということで、ブランチは作れるけど、編集はできなくなりました。しかるべき人に依頼してください。

ではまた三週間後。

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Azure DevOps 2023/6/21の更新

Azure DevOps Sprint223リリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

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node6のタスクに依存している人、もうhostedでは動かなくなっていて、インストールもできないので、ご注意を。self-hostでは使いたいこともあるでしょうけど、インストールタスクが使えなくなっているので事前にインストールする方法が紹介されています。

デプロイ時にちゃんと所定のチェックができているか改善されているそうです。何も見ずに展開しないようにしましょう。

Azure FunctionsやREST APIを使ってチェックするとき、大規模なチェックするときに性能低下することがあったそうで、ガイダンスが公開されています。使っているしている場合、確認しなおしてみてください。


github.com

パイプラインタスクで何が更新されたのか、GitHubで管理されている割に内容が公開されなくて不満があったのですが、ちょっと前から過去分を含めてリリースに出てくるようになりました。やっとですが…助かります。

techcommunity.microsoft.com


AAD Graph APIが廃止されるのに伴い、リリースタスクがGraph APIへ移行したそうです。AAD Graph API非推奨の猶予はのびたようですが、タスクも移行しておきましょう。

バーンダウン&アップチャートで解決済みアイテムを完了にして反映できるようになりました。これも小さいですがいい改良ですね。

ではまた三週間後。

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Azure DevOps 2023/6/9の更新

Azure DevOps Sprint222(ぞろ目!)の翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。Sprint 222ロールアウト中にブラジルでトラブル起こしたからか、少し遅くなりましたね。

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ついにというか、やっとというかGitHub Advanced Security for Azure DevOpsのパブリックプレビューが始まりました。プライベートプレビューにも申し込んでいたのですが音沙汰なく…。そして、パブリックプレビューの申し込みURLがオープンしてすぐに申し込んだのですが、こちらも音沙汰ありません。ほんとにやっているのかな?

Visual Studioを使うと複数のorganizationにまたがるPAT作成をテナントポリシーで禁止していても作れてしまっていたのだそうです(知らなかった)。もちろんAzure AD接続していた時の話でしょう。それをちゃんと無効化しましたよ、というセキュリティの穴をふさいだ話。グローバル管理者は非アクティブにできますが、それじゃ困るという人は管理者と交渉。

work itemにはmarkdownが使えていたのですが、コメントでは使えませんでした。そのギャップをようやく解消するプライベートプレビューがはじまります。メールを送れと書いていますが、メールアドレスがないという…フィードバックはしています(とはいえいつものDanさんだと思います)。

パイプラインをリソースとして指定することで成果物に関連づいているwork itemもみえるようになるそうです。これは便利。

Kubernetes 1.24でトークンの自動生成ができなくなっていたそうですが、つらかったので復旧させたそうです。ありがたいですね。

macOS 13のホストエージェントがようやくパブリックプレビューです。リリースされて半年以上たってようやくプレビュー、そして今年後半にはまたmacOS 14 Sonomaが出てきてしまいます。そもそもツール類(そもそも‘Visual Studio)が出てこないことにはプレビューが出せないというのもわかるのですが、もう少し何とかなってくれると嬉しい。

前回のリリースノートでAgentにPATが不要になった、と書いたのですがやろうとしてもうまくいかずどうしたものかと思っていたら、まだ…だった?またためしてみます。

次はいつも通り3週間後のリリースになるといいな。

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