Azure DevOps Sprint 188のリリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらから読んでください。
PATのポリシーをAzure AD側で設定できるのはいいですね。もちろんAzure ADベースで動いている必要がありますがMSアカウントベースのやつはまぁいいでしょう。大規模にもならないし。
条件付きアクセスポリシーでIPv6サポートもうれしいですね。最近はv6プラスが使える環境も多いと思います。IPv4だけだと思っていたら実はIPv6使っていて、条件付きアクセスポリシーにかかってなかったとかないように。
ClassicリリースとマルチステージのYAMLではまだ若干の機能差があるのですが、その一つリリースに使ったビルド成果物を自動的に保持する機能がYAMLにはありませんでした。今回、YAMLのパイプラインをresources
に定義することでそのギャップが埋まることになります。
Multi-Stageとはいえ、セキュリティやガバナンスを考慮すると一つのYAMLでビルドとリリースをやるのは正直お勧めしづらいので、リリースパイプラインはリソースにして分割していたほうがいいんじゃないかなとは思っています。
今まで必ずEnvironmentsを作ってからパイプラインで参照していたので全然気づかなかったのですが、YAMLパイプラインから作成してしまえばだれでもEnvironmentsの定義ってできたんですね。基本的にビルド定義のmasterマージとともにBuild Administratorが作るものだと思っていましたが、さすがにそれはちょっと…ということで制限が入ることになりました。いいことだと思います。
TFVC用のShell Extensionは長い間Visual Studio 2019に対応していなかったのですが、VS2022がリリースされた末期になってやっと対応版がリリースされました。長かったなーGitが主流になってきているとはいえ、業務で使うような巨大なレポジトリはTFVCの方が便利というケースもあるので、そういう人にはいいですね。
最近ガバナンス関係の強化が多いなぁと思いますが、これはこれで助かることが多いのでいいのではないでしょうか。
ではまた三週間後。