ちょっといろいろあって、翻訳滞っているうちに、Sprint 156がリリースされましたが、Sprint 155のリリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらから読んでください。
今回もいろいろ強化が行われていますが、Sprint 155リリースの後、4つほどの新機能がしれっとリリースノートに滑り込まれています。原文のFeaturesの一覧には載っていませんが、翻訳の方には付けています。
具体的にはこの辺です。
- Pipelineの変数グループと変数を管理するコマンドのサポート
- Pipelineのキャッシュ(パブリックプレビュー)
- PRブランチ用のパイプラインを実行する
- 最初のパイプライン実行をスキップする
- サービスエンドポイントコマンドの強化
あと、リリースノートが最初に公開されたとき、Google Analytics拡張機能はデッドリンクだったので一度リンク削除されていましたが、正式公開されたので、訳文ではリンクをつけています。
Pipelineのキャッシュはすでにブログで公開されていたので、ご存じかと思いますが、「最初のパイプラインをスキップする」のは非常に欲しい機能だったので(これいつも鶏と卵の関係でイライラしてた)、非常に助かります。
あと、ブランチを新規作成した時にCIが実行されてしまうというのもいつもイライラしていたので、これまた非常に助かります。ただし、GitLab Flowのような「新しくブランチを作ることにより、CIをトリガーする」挙動に依存しているフローでは困ることも分かっています。これはたぶん設定か何かで改善されるのでしょう。
今まで乱立していたHosted poolでどれが並列度を消費しているのかわかりづらかったので、今はAzure Pipelinesという仮想的なhosted poolにまとめられることになりました。従来の設定はリダイレクトされるので、特に変更する必要はありません。これは大規模環境で便利だろうと思います。
GitHubアカウントを持っている人はGitHubアカウントでコラボレーターとして招待できるようになったのもいいですね。
あと、Azure DevOpsには間接的に関係ありますが、GitHub ActionでのCI/CDがサポートされました。こちらのバックエンドはAzure Pipelinesだそうです。エージェントのみforkしているようですね。
次のSprint 156のリリースノートの翻訳はなるべく早く出します…。